2005年03月31日

〔六月の勝利の歌を忘れない〕

neverforgetjunevictorysong.jpg

監督:岩井俊二

 2002年日韓共催サッカーワールドカップ。思い出すだけでも熱くなる
真夏の戦い。日本代表選手23人とフィリップ・トルシエ監督、スタッフ…。
全ての日本サポーターの期待と希望を背負った彼らの30日間を追った
ドキュメンタリーフィルム、〔六月の勝利の歌を忘れない〕。
今更紹介するにはあまりにも有名すぎる作品ですよね。
公式映像記録として指導者養成、ユース年代の選手育成、強化等の
現場で資料として活用するために回っていたカメラの映像を何とか
“日本サッカーの歴史的映像資料”として残したいという願いがこの
映画を生みました。監督は岩井俊二。とにかく構成が良かったです。

 淡々と代表の素顔を映しているだけなんですが、そこにはTV画面
からは見られない生の、素の23人の姿が映し出されています。
現在でも代表の核である中田英寿がロッカールームで吠えるシーン
はとても緊迫感があったり、トルシエ監督が言われているほど暴走
するキャラでもなかったり、森岡の足がずっと痺れっぱなしだった
り、23人がみんな、サポーターと同じようにワールドカップの空気
に酔ったりと、〔やっぱ同じ若者で同じ人間なんだな〕と親しみの
湧く映像ばかりでした。試合の映像のみ相当気合いの入った編集が
施されています(アニメになってる!)があとはレンズを通したそ
のままの距離感が味わえます。2006年のワールドカップへ向けて、
予習したい人、まだ観てない人は是非1度観てください。PONQはこれ
を観て日本代表に親しみが湧いて今に至ります。もっとスポーツ
て冷めてるものなんだろうなって勝手に自分の経験から思い込ん
でいた部分があったから、これは良い薬になりましたね。

さむ.jpg

 …そして勝ちましたね、昨日。ホームでバーレーン相手に1-0↑
〔バーレーン史上最高の選手〕によるオウンゴールでの得点のみで
したが、とにかく勝ったことで首の皮1枚で何とか繋がった感じです。
昨日は何としてでも勝たなくてはならないゲームでしたが、一応時間
を割いて観る以上、もっと楽しませてくれるゲームをしてほしいなぁ
と個人的にはいつも思います。徐々に徐々にでいいからそうなってほ
しいです。 〔勝つ〕且つ〔エンターテインメント〕なら実際に生で
観に行くようになるだろうなぁ。…否定的すぎもダメですね。昨日は
勝って本当に良かった。来年、2002年より歓喜したいからこれからも
応援します。
ニックネーム PONQ at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月28日

〔バレエ・カンパニー〕

company.jpg

監督:ロバート・アルトマン
出演:ネーヴ・キャンベル、マルコム・マクダウェル、ジェームズ・フランコ

 バレエダンサー達の日常を非感情的に淡々と追ったロバート・アルトマンの作品、
〔バレエ・カンパニー〕を今日は紹介します。PONQの好きなネーヴ・キャンベルが
主演です。


 ダンサーとしてひたむきに生きるライ(ネーヴ・キャンベル)は、
ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴの一員として、順調にキャリア
を積み上げてきた。今年のシーズン開始早々、ライは同僚でもある
恋人の裏切りを告げられる。しかし一方、外部から招いた世界的な
振付家ラー・ルボヴィッチ(本人出演)の新作では、本役の怪我に
より、代役から抜擢、嵐のなかの野外公演では大成功をおさめる。
芸術監督のミスターAことアルベルト・アントネッリ(マルコム・
マクダウェル)にとって、ダンサー各人は大切な子供のようなもの
だが、バレエ・カンパニーを成功させるためには、ダンサーの意向
にかまっていられない。公演に観客をよぶために著名な振付家に作
品を委託したいが、そのためには予算が必要であり、スポンサーに
会って説得しなくてはならない。バレエ・カンパニーにはさまざま
な事情を抱えた、多くの人がかかわっている。ベテラン・ダンサー
のデボラはもっと規範正しくあるよう注意される。新人のジョンは
ロッカーでもバーレッスンでも自分の場所を見つけられない。結婚
したばかりのスザンヌはリハーサル中にアキレス腱を切ってしまう…。
毎日繰り返される日々のレッスン、新作のレッスン、リハーサル、
そして本番。プロのダンサーであるということは、細切れのタイム
ワークに肉体をささげるアーティストになるということなのだ。
ダンサーとして大きく飛躍する局面にさしかったライは、私生活で
も暖かな人柄のレストランのシェフ、ジョシュ(ジェームズ・フランコ)
と知り合い、彼の存在にささえられるようになる。
クリスマス、新年と、シーズンも後半にさしかかり、ライは再び大
きな役をキャスティングされる。そして……。


 あらすじは公式サイトからいただきました。主演のネーヴ・キャンベル
はホラー映画の〔スクリームシリーズ〕で一躍有名になったあの女優です。
この人実は昔、バレエ・ダンサーを目指してました。カナダ生まれの
彼女は9歳で名門のナショナル・バレエ・オブ・カナダのスクールに入学
します。しかし、競争や人間関係などからノイローゼとなり、15歳で
辞めてしまったそうです。彼女、22歳のとき1度結婚しています。すぐ
離婚してしまいましたが、ネーヴの両親も彼女が幼いときに離婚してお
り、あまりプライベートは充実してないのかなと伺わせる人生事情なの
です。

 ですが、そんな彼女の提案からこの映画は始まりました。彼女が求めた
のはバレエ界のリアリティ。皮肉にもストーリーに感情移入が出来ない程、
映画のタッチはドキュメンタリーに近かった印象があります。もっと恋を
して、女の子して…、というシーンは少なく、バレエ世界における四季の
移り変わりを淡々と細かいところを漏らすことなく描いていました。観る
者にとってはそこが映画の評価の分かれ目になるとPONQは感じたんですが、
確かに淡々とし過ぎていて見終わった後、少々物足りなかったなと感じた
のを覚えています。しかし、バレエに興味があり、バレエダンサーを目指
している人にとっては生の世界を観られるチャンスです。そういう方は
是非1度観てみてください。
そして、スタントウーマンを立てることもなく、演技をこなしたネーヴの
すごさを堪能してください。


drug.jpg

 あまりにも花粉症がひどいので健康診断をやってもらった行きつけの
お医者さんのところに行ってきました。毎年のように高い薬。診察費と
合わせると5000円近くもかかるんです。でも、症状が和らぐなら良しと
しましょう。ハハッ、もう全然目が痒くないぞッ!

 午後は携帯電話を換えに行こうかな。○odafone、昨日からメールが
受信できません。
ニックネーム PONQ at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月27日

〔ロック・ストック・アンド・トゥー・スモーキング・バレルズ〕

lockstockand.jpg

監督:ガイ・リッチー
出演:ニック・モーラン、ジェイソン・フレミング、P・H・モリアーティ
   :デクスター・フレッチャー、スティング

 やたらとタイトルの長い映画〔ロック・ストック・アンド・トゥー・
スモーキング・バレルズ〕を紹介します。とにかく名前が長いですよね。
英語に直すと〔Lock,Stock & Two Smoking Barrels〕。ガイ・リッチーの
作品です。


 お国はイギリス。場所はイーストエンド。リーダー格のエディ(ニック
・モーラン)を筆頭にトム(ジェイソン・フレミング)、ベーコン(ジェイ
ソン・ステイサム)、ソープ(デクスター・フレッチャー)のチンピラ4人組
はポルノ王として街を仕切るハチェット・ハリー(P・H・モリアーティ)を相
手にカード賭博で勝負を挑み50万ポンド以上の借金をつくってしまいます。
ハリーの狙いは以前から目障りだったエディの父親JD(スティング)の経営
する酒場を借金のカタにいただくことでした。金の返済期間はたったの1週間。
苦悩する4人でしたが、エディの部屋の隣からウィンストン(スティーヴ・マッ
キントッシュ)のマリファナ工場を襲う計画を話す麻薬の売人ドッグ(フランク
・ハーパー)とブランク(スティーブ・スウィーニー)の声が聞こえてきます。
ブツの横取り計画開始。そして無事成功。しかし、犯行&脅し用に購入してい
た骨董品の散弾銃2丁の存在が4人を苦しめることになります。この散弾銃こそ
骨董マニアのハリーが必死に探している幻のお宝だったのです。二転三転する
4人の状況。常に死と隣り合わせな彼らは最後まで生き残れるのか…?


 歌手のスティングがガイ・リッチー制作のPVを観て才能を感じ、参加を
決めただとか、ブラッド・ピット主演の〔スナッチ(監督はガイ・リッチー)〕で
ブラピがノーギャラでもいいと言っただとか、マドンナの旦那さんであるだとか、
このガイ・リッチーって人、ただ者じゃありません。脚本も務めてるからこの作品
ではガイ・リッチーの世界観をたぁ〜んと堪能できます。
いやぁ、すごいです、この映画。登場人物の人間関係は複雑なようで単純だし、
思っていたより観やすかったのだけれど、何故か何でかどうしてか、
結末はどうなるんだろう×2と、全く気が抜けませんでした。テンポの良い、
出たがりタランティーノのいない〔レザボア・ドッグス〕とでも例えましょうか。
PONQは〔レザボア…〕よりも数倍こっちの方が楽しかったと感じています。
そんなに頭を使わなくてもスッと入ってくるストーリーと人物関係、そして
音楽がこの映画の最大の魅力です。

 〔ロック・ストック・アンド・トゥー・スモーキング・バレルズ〕をTVドラマ
用に内容を一新してリメイクした痛快クライム・アクションでガイ・リッチーが
製作総指揮と脚本で全面参加し、 新キャラクターが登場するなど凝ったストーリ
ー展開が展開されている〔ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴズ 〕、
〔ロック、ストック&スパゲッティ・ソース〕、〔ロック、ストック&ワン・ビッ
グ・ブロック 〕の3枚のDVDが出ているようです。もちろんVHSもあり、近くの
TUTAYAには置いてありました。本編と合わせて今度PONQも観てみようと思い
ます。
ギャング・マフィア・チンピラ系の映画の中でこの〔ロック・ストック…〕は
かなり満足度的には上位に行くはずです。是非どうぞ☆
ニックネーム PONQ at 02:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月24日

〔アイアン・ジャイアント〕

irongiant.jpg

監督:ブラッド・バード
声の出演:ジェニファー・アニストン、ハリー・コニック・ジュニア
     ヴィン・ディーゼル、イーライ・マリエンタール

 今回ご紹介するのはアニメ映画。昨年公開して大成功を収めた
〔Mr.インクレディブル〕の監督でもあるブラッド・バード監督の
作品、〔アイアン・ジャイアント〕。1999年の作品です。


 1957年10月、ソ連の人工衛星スプートニクに全米が揺れた頃のこと。
嵐の夜、宇宙から巨大ロボット(声=ヴィン・ディーゼル)が落下した。
メイン州で未亡人の母アニー(声=ジェニファー・アニストン)とふたり
暮らしの9歳の少年ホーガース(声=イーライ・マリエンタール)は、森の
中でこの巨大ロボットと出会う。金属が大好物のロボットは、落下の際
に受けた衝撃で記憶を失っており、自分が何者か分からない。ホーガース
はロボットが知りたがるままに言葉や世間の慣習を教え、すっかりいい
友達になった。近所に住む廃品アートをたしなむ芸術家ディーン
(声=ハリー・コニック・Jr.)を仲間に引き入れ、彼の廃車置き場を隠れ
場にして楽しいひとときが過ぎる。ところが、ロボットが起こした事件
の調査のため町を訪れたエージェントのケント(声=クリストファー・マクドナルド)
が、ロボットが米国の敵の秘密兵器だと思い込んで軍隊を呼んだから、
さあ大変。実はロボットは攻撃を受けると自動的に殺人ロボットに変貌
する、恐るべき破壊兵器だったのだ。殺戮マシーンと化したロボットの
前に米国軍隊の精鋭部隊が立ち塞がり、ついに核ミサイルまで発射される…。


 あらすじはgooから頂きました。何故この映画を紹介したか?それは
この映画がアニメなのに、チープでベタベタなストーリーなのに、泣
けてしまうからです。PONQも思わずホロリと来ました。例えアニメだろう
が実写だろうが良いものは良い。そう思います。〔Mr.インクレディブル〕
はまだ観てないんですが、家族愛を描いていると聞きます。〔アイアン・
ジャイアント〕は少年とロボットの友情を描いており、種類は違えど〔情〕
をテーマに作るブラッド監督の温かい人間性が伺えるのではないでしょうか?
考えてみると〔となりのトトロ〕にしろ、〔火垂るの墓〕にしろ、アニメ
映画でホロホロ来ることは今まで多々ありました。映画版の〔ドラエモン〕
なんて涙無しで観たことがあったかなぁ?
〔アイアン・ジャイアント〕は割とメジャーな映画なのでレンタル屋さんに
置いてあります。是非☆子供と一緒に観るぞとPONQは決めています。
ニックネーム PONQ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月22日

〔閉ざされた森〕

basic.jpg

監督:ジョン・マクティアナン
出演:ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、サミュエル・L・ジャクソン

 久々にメジャー(?)映画の紹介。〔真実ほど、疑わしきものはない〕
をキャッチコピーにした〔閉ざされた森〕です。原題は〔BASIC〕。


 ジュリー・オズボーン大尉(コニー・ニールセン)が所属するパナマの
米軍クレイトン基地から訓練に出たレンジャー隊が嵐の密林の中で消息
を絶ちます。夜が明けて3名が発見されますが、彼らは何故か味方同士で
銃撃戦をし、1名が射殺されます。救助された2名のうち1名は重傷、もう
1名は尋問に答えません。訓練を率いたウエスト軍曹(サミュエル・L・
ジャクソン)含め4名の行方が分からない中、オズボーンの上官である
スタイルズ大佐(ティム・デイリー)は麻薬取締捜査官トム・ハーディ
(ジョン・トラボルタ)を呼び寄せます。現在、麻薬組織に買収された
容疑で処分待機中の身である彼が呼ばれたのは、彼の尋問の腕が買われ
たためです。そして彼にはウエスト軍曹に訓練を受けた過去がありまし
た。混沌としている軍部の人間関係と今回の事件の関連。大きな陰謀が
渦巻く中、オズボーン大尉が最後に見たものは…。


 この映画は1度見ただけでは全てを理解できないでしょう。練られた
脚本にしてやられます。軍隊なんて男の中の男が行くような所。そんな
偏見もうなずけるほど、出てくる男たちが熱い。PONQは映画館で鑑賞し
たのでパンフレット片手に謎の復習をしました。麻薬捜査官が麻薬組織
に身を売るなんてこと、実際あるんですかね?映画を観始めてふと生じ
たこの辺の疑問が後々のトラップを回避できる唯一のチャンスだったん
だ、と気づかされました。まぁ、謎を暴いてやろうとどこにアンテナを
立てても、素人・玄人問わず、この謎は解明できないでしょう。それだ
け深いと思います。ユージュアル・サスペクツほどの衝撃はありま
せんでしたが、後味が悪くなるだろうという勝手な思い込みは破棄され、
気持ちの良いオシャレな雰囲気を味わえることと思います。久々に面白
いと思わせてくれる内容で、とても好きです、この映画。推理ものやサ
スペンスものが好きな方は是非1度ご覧あれ。今にも『ずるい!』という
声が聴こえてきそうなラストにカンパイ(うん、ダブルミーニング)☆


 あぁ。そうそう。体調がまた悪化してるんです。と言っても花粉症か
風邪か分からないんですけどね。とにかく喉が痛い。皆さんも気をつけ
て。ちなみに↓の薬

druq.jpg

はPONQには全く効きません。ススメられて普通の(パブロンとか)より高い
ものを買ったのに残念です。

悔しいんでダウンテンポでもカッコイイTechno Musicを処方しときます。
元電グルの〔まりん〕こと砂原ヨッシーの楽曲です。映画〔ピンポン〕で
も使用されてましたね。↓

10 - No Sun.mp3
ニックネーム PONQ at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月17日

〔遠い空の向こうに〕

octobersky.jpg

監督:ジョー・ジョンストン
出演:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、ウィリアム・リー・スコット
   チャド・リンドバーク

 今回はホーマー・H・ヒッカム・Jr.の小説『ロケット・ボーイズ』を
映画化した〔遠い空の向こうに〕を紹介します。原題は〔October Sky〕。


 1957年10月5日。ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町コールウッド。
米国民にショックを与えたこの夜、ソ連の人工衛星スプートニクを見た
高校生ホーマー(ジェイク・ギレンホール)は自分でロケットを打ち上げ
ようという夢を抱きます。彼は悪友のロイ・リー(ウィリアム・スコット・リー)
とオデル(チャド・リンドバーグ)、そして級友で数学の奇才だが嫌われ者の
クエンティン(クリス・オーウェン)を仲間に引き入れて〔ロケット・ボーイズ〕
を結成します。昔ながらの炭鉱夫で周囲の信頼も厚い炭鉱の責任者である父の
ジョン(クリス・クーパー)はホーマーの行動が理解できず、父子は激しく対立
することになります。そんな彼らの味方は高校の物理教師のミス・ライリー
(ローラ・ダーン)だけで、彼女は彼らをロケット打ち上げに成功し、
全米科学コンテストに出品して優勝すれば、ヴァージニア州立大学への
奨学金が出ると励まします。しかし、不運にも実験により落下したロケット
が山火事を引き起こしたという疑いで警察が彼らを逮捕する事件が起き、
更にその直後、ジョンが炭鉱で重傷を負ってしまいます。家計を助けるため
に高校を辞めて炭鉱で働き始めたホーマーは、その生活のなかで父の生きざま
を理解して懸命に働くようになり、すぐに炭鉱夫の一員として受け入れられます。
そんな折り、ホーマーはミス・ライリーが不治の病に倒れたと聞き、彼女を
見舞いに訪れ、再びロケットへの夢が再燃するのですが…。


 この映画、高校生のときに観ました。ちょうど、中高生位の年代の子供
たちに受ける内容になっていると思いますが、大人な方も是非1度どうぞ☆
PONQは主人公のホーマーに最初感情移入が出来ず、ついていけませんでしたが
徐々に盛り上がる父と子の葛藤から和解へのストーリーに心温まることが出来ました。このホーマーという人物。そう、実在の人物であり、彼こそが映画の元となる自伝的小説を書いたホーマー・H・ヒッカム・Jr.その人なのです。彼はNASAのロケット・エンジニアとなり、映画公開当初の1999年も活躍していました。アメリカが世界のどの国よりも先を行くと言われた宇宙開発の第1歩を旧ソ連のスプートニク1号が1957年10月4日に踏み出すことにより、宇宙開発の歴史は幕を上げました。当然アメリカ国民はショックを受け悲しみに暮れるわけですが、このスプートニクに希望と自身の夢を見出した少年達が〔ロケット・ボーイズ〕となったわけです。元々スプートニクも誰かの夢。それが実現したときに赤の他人の夢も乗せていることにこの時旧ソ連の人間は気づいていなかったことでしょう。運用期間が1958年1月4日までだったことから実際3ヶ月ほどしか稼動しなかったわけですが、その後スプートニクは1号発射の1ヵ月後である11月に2号が、1年後の1958年5月には3号が打ち上げられています。2号にはシベリアンハスキーのクドリャフカという雌の犬が乗せれらたりと話題になったそうです。

 宇宙開発も時を経て有人飛行が出来るようになったり、太陽系の外周の他の
銀河を見渡せるようになったりと着実に進歩が見られます。莫大なお金がかかる
けど、人類の夢は宇宙に飛び出て行くことだともPONQは思います。生きている間
に宇宙旅行に出かけたり、月に別荘を持ったり、そんなことを体験できるといい
なぁと心底思います。これは願いですね。こういう夢を持った若者がきっと夢を
現実化する日が来ます。そんな未来の尊い日まで繋がっている少年達の夢をこの
映画で観てみて下さい。自分を支える大きな力をこの映画は与えてくれました。
ニックネーム PONQ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

〔プロテウス〕

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監督:ボブ・キーン
出演:クレイグ・フェアブラス(アレックス)、トニー・バリー(リンダ)
   ウィリアム・マーシュ(マーク)、ジェニファー・カルヴァート(レイチェル)
   ロバート・ファース(ポール)、マーゴット・スタインバーグ(クリスティーン)     リッコ・ロス(バックレイ)、ジョーダン・ペイジ(ソーマス博士)
   ナイジェル・ペグラム(シェリー博士)、ジェリー・グレイソン(パイロット)
   ダグ・ブラッドレイ(ブリンクストーン)

 昨日に引き続きマニアックな怪物モノをひとつ。1995年の作品、
〔プロテウス〕です。日本未公開なので知らない人も多いのかな。
PONQは深夜映画で何度か観て、実際借りても観ました。深夜に観た
せいか、この映画の低予算な箇所はほとんど気にならず、ジメっと
した怖い雰囲気だけが思い出されます。


 香港で麻薬の売買に失敗した3組の男女を乗せたヨットが遭難する。
彼らは沖合いに浮かぶ海上油田基地にたどり着くが、その内部は科学実験施設
で無人と化していた。探索を続ける彼らは数人の生存者と出くわすが、この施設
では永遠の生命を生み出す実験が行われていたらしい。そして彼らは正体不明の
生物に襲われ始めるが……。


 監督のボブ・キーンって人は映画〔ヘルレイザー〕で特殊メイクアップ
アーティストだった人。低予算で怪物を小出しにうまいこと魅せています。
途中、音声を拾うマイクが画面の下に写っていたり(何度も観て確認☆)、
カメラアングルが稚拙だったりもしますが、とても良く出来たパニック映画
です。この〔プロテウス〕の怪物の正体が特殊な遺伝子を植えつけられた
ホオジロザメという設定で、吸収した人間の知識や記憶、外観も再現できる
という点で昨日紹介した〔ヒドゥン〕と同系統の怪物だと言えます。
そして、<誰が既に汚染されているのか分からない>ところに心臓が
バクバクする、そんな映画です。突っ込みどころは所々にあるけれど、
怪物が現れるまでのドキドキ感や誰が化けているの?という不安感は
かの名作、〔遊星からの物体X(原題The Thing)〕にも負けず劣らずです。
PONQの家の近くのTUTAYAにはもう置いてませんが、もし、見かけた方は
是非1度ご覧あれ☆観る季節は梅雨のジメッとした日がオススメ。この
映画の雰囲気を体現できる最も適した日であるはず。DVDは出ていない
ようだからVHSですね。隠れた名作だと思います。
ニックネーム PONQ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月16日

〔ヒドゥン〕

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監督:ジャック・ショルダー
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・ヌーリー
   エド・オーロス、クルー・ギャラガー

 PONQはB級な怪物ものが大好きです。エイリアンだとか獣だとか出てくると
ゾクゾクしてしまいます。今回紹介する〔ヒドゥン〕。これはエイリアンもの
の中でもなかなかの隠れた名作です。ちょっと古い1988年の作品。


 ロサンゼルスにおいてデヴリーズ(クリス・マルキー)なる男が突如
凶悪犯罪を起こし、刑事トム・ベック(マイケル・ヌーリー)と激しいカー
チェイスの末に倒されます。事件は解決したかに見えますが、FBI捜査官で
ロイド・ギャラガー(カイル・マクラクラン)と名乗る男が姿を現わします。
一方、病院に収容されたデヴリーズの口から謎の生き物が吐き出され、同室の
ミラー(ウィリアム・ボイエット)の体に乗り移り、今度は身動き1つできな
い重態患者であった彼が犯罪を繰り返してゆきます。ロイドと手を組み、
不可解な犯罪を捜査していくトム。次第にトムとロイドの間には友情が
芽生えますが、ロイドは起きている犯罪の全貌が自分と同系統の異星人
によるものだと告白します。全くその話を信じられないトム。しかし、
事件が進展するにつれ、その元凶が人間でないものによるものだという
ことを嫌というほど目の当たりにするトム。ロイドの告白を信じ、元凶
を追い詰めていく二人。しかし、次期大統領候捕ホルト(ジョン・マッキャン)
へと乗り移った異星人の凶弾にトムは倒れ…。


 B級っぽく書いてみましたが実際は緊迫感があり、スケールも大きいん
ですよ。低予算ながらも頑張ってる感が伝わり、映像の稚拙さが浮き彫り
立つことはありません。実は良く練られたストーリーがラストを観た人を
切なくさせるとても素敵(?)な映画なんです。グロさも目に余るほど
厳しくなく、数あるエイリアンものの中でも心打たれる名作に仕上がり
ました。やっぱり切ないラストが尾を引いてます。だからこそ、続編
なんて作ってほしくなかった。続編の〔ヒドゥン2〕は〔ヒドゥン〕の
世界観を継承しつつ、新しいエイリアンとの戦いを描いていますが、
これははっきり言って別物。〔ヒドゥン〕は〔ヒドゥン〕だけで良い
とPONQは強く思います。

 <Hidden>というタイトル通り、悪のエイリアンも善のエイリアンも
お互い人の体に隠れて活動します。〔ボディ・スナッチャーズ〕や
〔メン・イン・ブラック〕にも見られるアイデアですが、もしこの地球
に異星人が来ているならこういう方法がバレないで行動できるベストな
形ですよね。PONQは〔宇宙人はいる〕って考える側の人間で、昔から
その方面での興味は強かったと思います。だから、そういうTVや映画、
ドラマは軒並み拝見してきました。
そして結論。


『まぁ、彼らを見たことは無いけれど、それが即ちいないという証明
にはならない。いないことを証明するより、いると考えて生きている
方がその何倍も楽しい。』


 この宇宙には地球と太陽な位置関係な星々がたくさんあるわけで、
それならきっと形は違えど生命が存在する可能性があるわけで、その
生命に知能があって想像もつかない科学力を持ってて…。
一人間としての想像は膨らみます。まぁ、小説や映画のように宇宙船で
というのは想像できることですが、3次元じゃない、4次元・5次元の世界
で生きているから来てても見えないなんて説もあるようだし、もう既に
思わぬところで出会っているのかも。こんなことを考えてて大丈夫なのか
と思われがちですが、こんなことが実際に起きたら楽しくありません?
想像するだけなら良いですよね?


あ、〔ヒドゥン〕、観てくださいね?
ニックネーム PONQ at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2005年03月15日

〔ヴィドック〕

vidoc.jpg

監督:ピトフ
出演:ジェラール・ドパルデュー、ギョーム・カネ、イネス・サストーレ


 〔七月革命〕とか昔世界史でやったなぁと思いつつ今回は2001年の仏映画
〔ヴィドック〕を紹介します。


1830年7月24日、パリ。街には国民的英雄ヴィドック(ジェラール・ドパルデュー)
の死を伝える新聞の見出しがあふれていた。もとは華麗な大泥棒だったヴィドック。
しかし、脱獄を繰り返しているうち、その腕を買われて警察の密偵を仰せつかり、
後に世界初の私立探偵事務所を設立したパリっ子憧れのヒーロー。
悲しみに暮れるヴィドックの相棒ニミエ(ムサ・マースクリ)の前に現れた
エチエンヌ(ギヨーム・カネ)と名乗る男。彼はヴィドックから伝記執筆の
依頼を受けた作家で、一緒にヴィドック謎の死の真相を突き止めようと持ちかける。
さっそく二人はヴィドックが最後に調べていた事件を洗い直すのだったが……。


 こんなお話です。ヴィドックとは19世紀のフランスに実在した人物。
大衆向けのヒーローであり、日本で言う水戸黄門のような存在と考えて
いただければ良いです。〔ヴィドック〕は全編を『スターウォーズ/エピソード2』
に用いられているデジタルハイビジョン24pで撮影した世界初の映像であり、
公開当初、とても話題になりました。監督のピトフは「ロスト・チルドレン」や
「エイリアン4」でヴィジュアル・エフェクトを担当してきた映像クリエイター
で、観れば分かるのですが、相当映像には凝っています。賛否両論あるけど、
PONQはかなり好きな映像です。この人に日本の忍者もの、例えば司馬遼太郎の
〔梟の城〕や〔風神の門〕を映画化させたらとても高いクオリティの映像が
出来ると考えているのはPONQだけでしょうか?〔梟の城〕は既に篠田監督が
中井貴一主演でやってますが、原作が持つ世界観を再現できていませんでした。
ピトフがやってくれたらとても面白いことになるはず。

 話がそれましたが、この〔ヴィドック〕、ストーリーも映像もそこそこに
楽しめ、レンタルで観ておくのは全く損ではありません。何といっても24p
が生む統一感が気持ち良い。サスペンス調で陰のある映像ですが、心に残る
んです。新しい試みは大成功だったと言えるのではないでしょうか?
是非1度、お試しあれ。映像を創る人にとってはとても参考になる加工っぷりが
全編通して随所に見られます。PONQもパリの夜の画を参考に効果をかけた経験
があります。
ニックネーム PONQ at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画