2005年04月29日

〔ドニー・ダーコ〕

doniiedarko.jpg

監督・脚本:リチャード・ケリー
製作総指揮:ドリュー・バリモア
出演・ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン、メアリ・マクドネル
    キャサリン・ロス、パトリック・スウェイジ、ノア・ワイリー
    ドリュー・バリモア

 2001年のサンダンス映画祭で話題を集めた〔ドニー・ダーコ〕を
今日は紹介します。予告編を鵜呑みにすると期待はずれな感じがす
ると思うので、この映画は主人公と自分自身を重ね合わせて観るの
が一番良いと思われます。


 16歳のドニー・ダーコ(ジェイク・ギレンホール)は精神を患い
気味の高校生。精神科医のサマンサ先生(キャサリン・ロス)に
いつも診てもらってます。今は1988年の10月2日でドニーはどこか
らか聞こえた声を頼りにゴルフ場へ向かいます。そこには大きな
銀色のウサギがいました。なんと、世界があと28日と6時間42分12秒
で終わるというのです。そしてその頃、彼の家では飛行機のエンジン
が落下するという大事故に巻き込まれていたのでした。もし彼が家に
いたら彼は間違いなくあの世行きだったでしょう。エンジンは彼の部
屋を直撃したのですから…。

 学校にかわいい転校生グレッチェン・ロス(ジェナ・マローン)
が来ます。ケアリン・ポメロイ先生(ドリュー・バリモア)は彼女
に『一番かわいいと思う男子の隣に座っていいわよ』と言います。
グレッチェンはドニーの隣の席に。彼らはお互い惹かれあうこと
があって、付き合うことになります。

 やはり精神が安定しないドニー。銀色のウサギ〔フランク〕の
命令によって学校の水道管を壊したり、自己啓発セラピストであ
るジム・カニンガム(パトリック・スウェイジ)の家に火をつけ
たり、だんだんと行動が破壊的になっていきます。ウサギの言う
世界の終わりまでもうあまり時間が無いけど、タイムトラベルと
かグレッチェンのこととかまだまだ知りたいこと、やりたいこと
だらけのドニー。彼を思いやる母(メアリ・マクドネル)、父(
ホームズ・オズボーン)のことはほとんど頭に浮かばないんです。

 彼にとって大切なもの。それを守るために旅に出よう。
始まりは終わり。終わりは始まり。世界は彼だけのもので、それ
こそが世界なんだ。それは誰にとっても同じ…。みんな世界を持
っているのです…。


 単純なSF映画ではないですこれ。激しく悩みましたが以下ネタバレ
なことを書くので未見の方はここまでにして下さい。すみません。

ドニーダーコ〕のラストでドニーグレッチェンを失います。
彼が冒頭の事故で生き延びたがために不幸になる人にはグレッチェン
の他にもクビになったポメロイ先生やドニーに撃たれて殺された銀色
ウサギ
の中身の顔である普通の青年(ジェームズ・デュヴァル)など
がいて、この映画は一つの命の存在から一つの命の終わりが生まれる、
地球という星に生まれた私たちが毎日繰り返している当たり前のことを
述べていると考えられます。DVDのインタヴューで監督・脚本を務めた
リチャード・ケリーが日本の若者へ向けたメッセージを送るのですが、
彼が伝えたかったことはより難解な形で今回この〔ドニー・ダーコ〕に
集約されており、全てがメッセージであるとも考えられるとPONQは思います。
お話の結末は観る人によって解釈の違うと思いますが大方二つの意見
あるのではないのでしょうか。

1つはラストでドニーが死んでしまうのが現実で、それまでは死んだ瞬間
に彼が見ていた(頭の中で考えていた)妄想という説。有力ですね。銀色
ウサギも彼の妄想の産物と考えてOK。監督のメッセージも伝わります。
2つめは全てが現実で、生き延びたドニーが自身の命が助かったため知った
周囲の人の不幸、主にグレッチェンの死に悲観し、過去にタイムトラベル
して今度は自らエンジンの下敷きになるという説。銀色ウサギは彼がある
一定の精神状態(安定していないのに一定(笑))に陥ったときに発現す
る能力で、少し先の未来が見える彼自身の力の現れ。この説でも監督の意図
するものは伝わってきます。
 
 つまり、〔ドニー・ダーコ〕はお話の解釈は幾通りかあっても、
メッセージは一つということです。いや、実際は一つではないの
ですが大きくまとめると『プラス性』か『マイナス性』かという
ことだと思います。多分『プラス性』の方ですね。その『プラス
の部分を捉えるために頭を使いました。実に面白い、感動なんて
してしまうかもしれない要素を含んだ〔ドニー・ダーコ〕。
これを観たからか、人生における選択の1つがその後の100を生み、
1000を殺している
…。生きるってそんなことの繰り返しのような
気がしてならないのです。

 今いる環境。今ある状況。その中で知り合えた人。きっと『何かの縁
という言葉にはたくさんの見えない点があって、それらが線を作って出来
た、偶然の上の必然なのかもしれません。なんとなくですが、もっと周り
を大事にしようなんて思いました。


jenamalone.jpg

 〔海辺の家〕にも出ていたジェナ・マローンです↑
結構好みなんですよ。何でも私生活も映画のように波乱万丈
みたいで、まぁ、細かいことは伏せますが、数々の経験
を活かし、これからもっと大きくなる女優さんだと思うのです。
まだ若い。21歳だとか☆

scheve.jpg

昨日銀座を歩いてたらキレキレな名前のお店を発見。
まぁ、PONQ自身のことでもあります。何だか自己啓発
されたような気がして写真撮りました。
ニックネーム PONQ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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